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VOL04 いちひこ帆布

Vol04

栃木県栃木市
いちひこ帆布

積み上げた技術を生かし、 自称”20世紀最後の職人”とその一味が、
綿100%の丈夫な帆布バッグを 一点一点心を込めて手作りしています。

Locone STORY

Intervier

01

「厚物」の縫製で50年。父親の縫製の技術を自社のブランドにしようと奮闘しています。サラリーマンだった私は、ふとした時に兄弟を育ててくれたこの技術がこの先終わってしまうのかと考え、会社を退職し、跡を継ぐことを決意。「いちひこ帆布」というバックのブランドを立ち上げました。 従来からある厚物の仕事は受けながら自社ブランドを世に出すということは想像以上にエネルギーが必要だと、やってから気づきました。どんなものが好まれるのか、マーケティングはマルシェに出展し直接お客様と接することで家族全員で勉強しました。帆布は丈夫な布。毎日毎日使っていただくことが一番なので、生活に溶け込むことができて初めてその良さが伝わると思っています。

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02

請負仕事だった私たちのような製作所でも、ブランドを作ることができることを証明するために、父の名前「一彦(かずひこ)」の読みを変え、「いちひこ帆布」としました。感謝の気持ちも込め、どのような場所でも新しいことをスタートすることができることを体現するために、三峰山を眺めながら新しいデザインを考えるのが楽しい毎日です。

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03

縫製が盛んだった昭和の時代、平成に入りその仕事は徐々に海外にいくようになりました。 同業者が次々とやめていく中、海外には持っていけない小ロットの仕事や試作品の製作などをしながら50年という月日を縫製業でつないできました。 令和に入り、世の中の形は変わっていきますが、積み上げた技術を活かしながら、 新しい時代に柔軟に対応して、楽しい製品を作っていきたいと思っています。

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04

SNSや口コミなどで田舎にポツンとある工房でもお客様が来てくれるようになりました。 持っていて自慢になるようなバッグ、画像や文章だけでなく、製作したものを実際に見て頂いて「これいいな!」と思っていただけるように精進する毎日です。

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05

父親が長年積み上げた技術が確かな形となって世に広まっていくよう設計から縫製まで一貫して行って、「いちひこ帆布」のバッグは製作されています。 こんな田舎で手作りのバッグ作ってるの!そういった背景まで楽しんで頂けるよう 一つ一つ丁寧にワクワクする製品を作っていきたいと思っています。